JET2020

Presentation Award Revival !!

珠玉のPresentationをこのまま眠らせておくのは非常に惜しいという思いから、

この度 “JET2020 Presentation Award Revival !!” と題しまして、注目演題をピックアップしました。

小西宏和先生_JET2020 ポスター形式.jpg

Dr. Hirokazu Konishi

Toyohashi Heart Center

What’s known?

DCB自体の治療成績は良好だが、DCB使用前の至適前拡張方法は確率していない。

What’s new?

Step wiseで段階的にlong balloonで拡張する方法で前拡張を行うと、Type C以上の解離が少なく、透析症例が半数弱のreal worldデータでのDCBの治療成績は良好であった。

What’s next?

1年後の治療成績は良好であったが、長期成績の検討が必要である。

伊藤栄作先生_JET2020 ポスター形式.jpg

What’s known?

サルコペニア因子を含むEVAR後の予後予測スコアは報告されていない。

What’s new?

多変量解析の結果、腎機能障害、大きな動脈瘤径、高齢、サルコペニアが術後全死亡と関連を認め、これらの因子を合計したSarcopenia Aneurysm Score(SAS)は術後予後と良い相関を認めた。

What’s next?

SASで予後不良な患者さんに対して、単に手術を回避するのではなく、術後中長期予後の改善を目指した治療戦略を模索していきたい。

Dr. Eisaku Ito 

The Jikei University Kashiwa Hospital

梅津 道久先生_JET2020ポスター形式.jpg

Dr. Michihisa Umetsu 

Tohoku University Hospital

What’s known?

DVTに対する血管内治療は補助療法の1つであるが、その成績はまだ十分に示されていない。

What’s new?

Severe DVTに対する血管内治療は早期に下肢周径を改善させた。

What’s next?

今後は血管内治療を併用すべき患者群を模索していきたい。

堀江 和紀先生.jpg

What’s known?

複雑病変におけるScoring balloon (SB) の有効性は未だ検証されていない。

What’s new?

単施設でballoon angioplastyを施行された398症例をSB使用の有無で二群に分け、propensity score matching後に治療成績を比較した。

SB群で有意に手技成功率が高く、血管内超音波で評価したacute gainが石灰化病変で有意に大きかった。

What’s next?

SBは良好なvessel preparationに関連している可能性が高く、各種のfinalizing deviceの開存を向上させることが期待される。

Dr. Kazunori Horie 

Sendai Kousei Hospital

小島俊輔先生_JET2020 ポスター形式.jpg

What’s known?

膝窩動脈瘤の破裂は稀であり、その治療法・予後は十分に示されていない。

What’s new?

本症例は、感染性心内膜炎からの二次性の膝窩動脈瘤の破裂、コンパートメント症候群、ショック症例。血管内治療+筋膜切開+徹底的な感染コントロールにて救肢を得た。

What’s next?

血管内治療における長期的予後や、外科症例との比較などの評価が求められる。

Dr. Shunsuke Kojima 

Tokyo Bay Urayasu Ichikawa Medical Center

Dr. Takashi Yanagiuchi 

Rakuwakai Otowa Hospital

柳内 隆先生_JET2020 ポスター形式.jpg

What’s known?

BK-EVTの再狭窄率は高く、かつCLIにおいてBK-EVT後再狭窄は創傷治癒を遅延させる。再狭窄後早期のre-EVTが望ましいが、エコーやSPPでは判断できないケースも多い。

What’s new?

当院でCLIに対してBK-EVTを施行後、3ヶ月以内に再造影を行った症例群におけるロジスティック回帰分析の式変形により、再狭窄時期を予測するmodelを作成した。年齢・CTOの有無・CRP値を代入することで、再狭窄までの日数を算出することができる。

What’s next?

実臨床とどれほど合致するか、前向き検討をしていきたい。

村石真起夫先生_JET2020ポスター形式.jpg

Dr. Makio Muraishi 

Tokyo Bay urayasu ichikawa medical center

What’s known?

腸骨動脈閉塞に対する治療には動脈の血管内治療やバイパス手術があるが、どちらも完遂困難な場合の代替治療は確立していない。

What’s new?

腸骨動脈閉塞に対して、ステントグラフトを用いて経皮的に腸骨静脈経由で血行再建を行うこと(PEA pass)で良好な臨床的成果を得た。

What’s next?

PEA passは、今後動脈血行再建が困難(高度石灰化、物理的閉塞など)かつ手術リスクの高い症例に対する治療選択になりうると考える。

芳村 純先生_JET2020 presentation award (1).jp

Dr. Jun Yoshimura

Japanese Red Cross Kyoto Daiichi Hospital

What’s known?

真性大腿深動脈瘤は非常にまれな疾患であり、他の動脈瘤と比較して破裂のリスクが高いとされている。

What’s new?

真性大腿深動脈瘤に対する血管内治療の報告例はほとんどない。

What’s next?

本症例を論文化したいと考えている。

タイトルなし.png

Dr. Kentaro Jujo 

Tokyo Women's Medical University Medical Center East

What’s known?

Statinによる予後改善効果の報告は多いが、PAD患者については明らかでない。

What’s new?

多施設前向きレジストリ 2,000例のEVT時のCRP値で分類すると、CRP>0.3 mg/dLの患者のみでstatinの予後改善効果が見られた。

What’s next?

多施設多国籍RCTで結果を確認したい。

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What’s known?

PAD症例の術後生命予後評価方法は確立されていない。

What’s new?

新しい全身状態スコアを開発し、良好な感度、特異度を得た。

What’s next?

前向き研究を行い、スコアの有用性を証明する。またスコアの改善が生命予後改善につながるかを検証する。

Dr. Masaki Sano 

Hamamatsu University School of Medicine

下原 悠一先生_ JET2020ポスター形式.jpg

What’s known?

海外ではNon-optional CLI患者に対して専用のデバイスを用いたdeep venous arterializationが行われているが、本邦では使用できず、広く普及した手技ではない。

What’s new?

エコーを用いたAVシャントの作成は専用デバイスを必要とせず簡便であり、Non-optional CLI患者に対する1つの治療オプションとなり得る。

What’s next?

症例蓄積による手技や治療戦略の確立が必要である。

Dr. Yuichi Shimohara

Nara Medical University Hospital